日記

2021-10-30 13:39:00

地価調査発表について

遅くなりましたが、9月に発表された地価調査についてです。私もあま市ではありませんが県内の他市町の評価を行っています。

 

愛知県の平均変動率は住宅地は+0.2%(前年-0.7%)、商業地+1.0%(同-1.1%)と新型コロナウイルス感染症の影響を受けた不動産市場は回復しつつあることを示しています。「需要が多いところは上がり、少ないところは下がる。」というのは土地にも当てはまり、名古屋市中区においては10%超の上昇地点がある一方、南知多町では6%超下落の地点もあります。

 

あま市について見ると、平均変動率は住宅地は-0.6%(前年-0.7%)、商業地-1.3%(同-1.9%)と下落幅は小さくなっていますが、依然マイナスとなっています。一般的に住宅地において好まれる要因は、区画整理地等の住環境が良いことや駅から近いことです。当市でも区画整理地内や駅に近い基準地は変動率が横ばいか微減に留まっているのに対し、駅から遠く街路が入り組んでいる基準地は相対的に下落が大きくなっています。また、当市は、河川が多く、海抜も低いため浸水リスクがあることも影響していると思います。

 

あま市は中部圏のターミナル駅である「名古屋駅」への利便性が高く、名鉄津島線甚目寺駅から15分程度であり、他路線の15分圏内と比較すると相当リーズナブルな地域と思いますので、今後、インフラがもっと整備されれば人気も上がる気がします。ただ、開発が進み「田舎らしさ」がなくなるのも寂しいですね。悩ましい。